本日、物件のお引渡しが完了致しました。
K様は当社提携の弁護士よりご紹介をいただきました。
昨年の4月にご相談をさせていただいたのですが、4月にご主人を突然亡くされ、相続登記を行う際に
住宅金融支援機構の返済が既に6ヶ月滞納していたことを初めて知りました。
ご主人がご自身で全ての支払いやローンの管理をしておりましたので、奥様は一切滞納されていた事は
気がついていなかったようです。
既に6ヶ月滞納し、期限の利益の喪失が迫ってきており、残債2,000万円の一括返済を求められておりました。
しかし、2,000万円の一括支払いは勿論出来ません。
毎月の住宅ローンの支払いも年金暮らしのため、出来ません。
泣く泣くお家を手放し、任意売却を選択するしか無い、心苦しい状況でした。
その後お引越し先の目処もつき、家財道具の搬出も終わり、本日無事に買主様にお引渡しをさせていただきましたが、
K様は最後に、私が1人で残っていても家の修繕や維持が出来なかったのでこれで良かったんだと言ってくださりました。
長年ご夫婦で仲良く住んでいたお家を、残債の支払いの為に手放すという事は大変心苦しいことです。
早い段階で家族が気がついていれば、このような結果にならなかったのかもしれません。
残った債務も月々無理のない金額での分割弁済もなんとか債権者様に応諾を頂きました。
ご高齢の親御さんのいらっしゃる息子様、娘様は速い段階で将来親の家をどうするのか
話し合いをしなければ、ローンが残っていいるのか、支払いは大丈夫なのか、確認をされた方が
よいのかもしれません。