札幌市南区にて、離婚任意売却のご相談をさせていただきました。
相談者のU 様は30代、小学生の子供が1人おり、元妻は今年退去しております。
10年前に新築した一戸建ては住宅金融支援機構にて約2,000万円の残債があり、
毎月の返済は約7万円、ボーナス時に10万円を支払っております。
自宅は元妻との共有名義でしたが、元妻からの支援はなく、自分の給与で家計をやりくりしているようです。
U 様はトラックの運転手として働いておりますが、育児のため残業が出来ず収入も減少。
コロナ禍で会社の業績不振により、夏のボーナスも出なかったようです。
返済は1ケ月+ボーナス1回分が滞っております。
U 様の不安な気持ちとして
・冬のボーナスが出るかわからない。
・返済を伸ばそうか考えたが、返済していけるかどうか分からない。
・昇給も子供の手が離れるまでは無理だろう。
・この先支払えなくなった場合、元妻に迷惑が掛かるかもしれない。
このように考えられて当社にご相談をいただきました。
実家には相談できないようで、今回の件で元妻からの資金援助が出来ない状況であれば、
住宅金融支援機構へ返済のご相談をご提案しましたが、今後の見通しが立たないため、売却をして楽になりたいという
のが本音のようです。
任意売却の場合、売却には金融機関の合意が必要ですが、勿論、共有名義人の元妻の合意も必要となります。
信用情報に関わる行為のため元妻の承諾がなければ任意売却は進められません。
しかし、このまま競売になり多額の借金だけ残るような事だけは避けていただくためにも、離婚後早いタイミングでの
売却が一番良い選択と言えます。