本日、任意売却のご相談をさせていただきました。
4人家族のご相談者様はマンションにお住まいになられており、ローンの滞納が1ヶ月分あります。
毎月15万円程度支払いをしているようですが、市税の滞納があり、不動産差し押さえの危険性があることや、
家計の給与手取り収入から支出を考え今後の支払いが困難になる事が予想され、
早期に売却をするべきか、回避できるのか、このまま住み続けても問題ないかを確認したいと考えられたようです。
まず市税の差し押さえがついた場合、差し押さえの解除をされたい場合近年では全額納付が条件となります。
通常の売却も勿論、任意売却の場合も市税の差し押さえの解除には滞納額がどれだけあるか、
返済に充てる資金の有無などが最大の要点となります。
しかしながら、ご相談をいただく相談者様はお金が無い為、税金の支払いが滞っている方が大半です。
返済に充てる資金は勿論、実費では捻出出来ません。
任意売却の場合、売却経費の中から仲介手数料、抵当権などの抹消費用、滞納している管理費等の費用、
差し押さえに掛かる費用の一部が認められております。
引越し代については、債権者様の厚意で認められたり、会社規定により認められていない場合もございます。
借り入れされた金融機関によっては、代位弁済後の債権者様の規定や判断により必要経費と認められるのか
そうではないのかと変わりますので、確認が必要となって参ります。
今回ご相談をいただきました相談者様は、売却の方向でお話しを進めさせていただきましたが、差し押さえが
ついた場合、売却が困難になる可能性もございます。
居住中のため、次の住み替え先の手配や、早期売却に向けて、思案しなければなりません。
催告書が届いている方は勿論早急にお話をいただきたいのですが、
近い将来に支払いが困難になる恐れのある方は、是非早い段階でご相談下さい。