本日、札幌市西区のマンションにてご相談をさせていただきました。
相談者のご主人様はマンションにお住まいになられておらず、奥様と2人のお子様が住んでいらっしゃいます。
2月に裁判所の執行官が鍵の施錠を開け、室内の写真撮影・鑑定評価をし、その時に奥様は初めて自分の住んでいる
自宅が競売にかかっている事を知ったようです。
ご主人は奥様に競売の入札にまで状況が進んでいる事を知らせておらず、急遽当社に任意売却・リースバックのご相談
となりました。あと数ヵ月後には競売入札となります。
奥様も出来れば子供の為にも住んでいたいと考えているようですが、既に入札期限が決まっており、債権者様の
任意売却の応諾金額によりますが、任意売却も、リースバックも、内容によっては難しいと判断せざるを得ません。
知人や親族に頼っても、急なお話しであり、現金を持っているか、住宅ローンを利用して購入していただく場合は、
既に住宅ローンは抱えていないか、借り入れ自体が可能かどうかなど、確認作業もあり、なかなか難しい状況です。
今回は、ご主人が奥様に黙っていた為、このような状況となりましたが、あと2ヶ月早ければ私も手の打ちようがあり、
なんとか売却に結び付けられたと考えております。
しかし、私は奥様やお子様のためにも、これから競売入札まで債権者様の同意を得て、任意売却をさせていただく
事になりました。
最悪は売却が出来ず、競売となり、奥様とお子様が退去せざるを得ないという事態になります。
私は最悪の事態も加味してお話をさせていただきましたが、なんとか無事に売却を成功させて、家族の笑顔を守り
たいと思います。
このように競売の入札開始決定となった状況でも、任意売却は可能ですが、競売申し立てをしている債権者様の同
意が必要なため、なかなか難しいというのが実情です。
住宅ローンを滞納し売却を検討されている方は、早い段階でのご相談をお待ちしております。