本日、苫小牧市にて物件のお引渡しが完了致しました。
相談者のA様は8月に電話にて相談をいただきましたが、既に住宅ローンの滞納が6ヶ月以上経過しており、
債権者様から競売開始決定通知が届いている状況でした。
滞納の始まりは昨年職場を退職され、徐々に遅れがちになり、固定資産税も滞納。
なんとか家を守りたい気持ちも有り、騙し騙し支払いをしておりましたが、気づけば6ヶ月以上滞納が続き、
代位弁済となりました。
私はまず、任意売却と競売の違いを念入りにお話しをさせていただき、
任意売却の意思を確認したうえで、時間も無い為、相談者様のご自宅から債権者様にお電話をさせていただきました。
任意売却により売出しをさせていただけるかどうかは、債務者と債権者の関係が良好であるかどうかにも
かかっております。
A様は全く督促に対して連絡もしていない状況でしたが、債権者の担当者の方がたまたま
当社が昨年任意売却により担当をしていただいた方だったため、お話しを聞いてくださり、
3ヶ月の販売猶予をいただきました。
しかし、相談者様は入居中ということも有り、住み替え先を探すことや、荷物の整理など、
かなりタイトなスケジュールだったと思います。
もう少し早くお問い合わせをいただいていたら、スムーズな販売スケジュールが立てられたかもしれません。
近年、督促状などの書類を確認せず、競売開始決定通知が届いてから動き出す方もいらっしゃいます。
しかし、販売や引越しの時間は足りなく、また債権者の同意も必要な為、早い段階でご相談をいただけることを
節に願っております。
A様は当初は家への愛着の為、なんとか支払いを頑張っておりましたが、売却する決意を頂いたときには、
重い気持ちがすっきりしたとおっしゃっていただきました。
誰しも愛着ある我が家を手放さなければならないのは、胸が張り裂けそうな気持ちに陥ります。
しかし、前を向いて歩いていかなければならない、家族の為、自分の為に生きていかなければならない、
この記事をご覧になっていただいた方は、早い段階でのご連絡を心よりお待ち申し上げております。
A様、今回は当社をお選びいただき、誠にありがとうございました。
何か困ったことがあればいつでも、当社にご連絡ください。