先日、2組のご相談をさせていただきました。
■札幌市北区在住の40代の長女からのご相談
家族構成:70代の両親、長女、次女の4人家族
持ち家:築16年北区の分譲マンション4LDK
借り入れ:住宅金融支援機構住宅ローン(旧公庫)残債1,200万円(奥様、長女名義)3ヶ月滞納、カードローン20万円(長女名義)
差し押さえ:札幌市税差し押さえ約250万円(固定資産税・市道民税)
管理費滞納:約180万円
相談内容は、管理組合の督促、税金差し押さえの効力で、給与が差し押さえになり、生活費が困窮し、
どのように清算をしたらよいのか、また、売却が出来るのかという内容です。
税金の差し押さえについては、債務整理の処分対象にはなりませんので、清算をしなければなりません。
住宅ローンは3ヶ月滞納をしておりますが、正常に戻せる見込みが本人の生活力や意思が既にないため、
任意売却の手続きを進めることとなりました。
今後、管理組合との交渉や、税務署との話し合いが必要となります。
■江別市在住の30代奥様からのご相談
家族構成:離婚協議中のご主人様(他県に引越し済み)、奥様、子供2人
持ち家:築1年江別市内の一戸建て4LDK
借り入れ:住宅金融支援機構の住宅ローンフラット35残債3,200万円
相談内容は、ご事情により築6ヶ月で離婚協議となり、別居。
ご主人様は早々に実家に引越しをされました。
奥様とお子様が家に住み続ける予定はなく、奥様も実家に引っ越されております。
残債が3,200万円あり、通常の売り出しでは売却価格が折り合わず、差損分を現金で用意できないため、
任意売却を選択する方向でお話を進めさせていただきます。
しかしながら、まだ滞納が1ヶ月のため、これから数ヶ月間任意売却の申し出まで手続きを踏んでからの
売り出しとなります。
奥様とお子様の心のケアは勿論、ご主人様の売却意思を持続させる事も大事です。
近年増えてきている離婚による任意売却は、当社へのご相談の約6割を占めておりますが、元ご夫婦のお互いの
意思疎通が既にできない為、当社が間に入り、ストレスのないように手続きをお手伝いさせていただいております。
今回ご相談をさせていただいた2組は競売しかないのではないかと諦めておりました。
しかし、任意売却の申し出から債権者との交渉まで、当社が介入する事により手続きがスムーズに進むことが出来る
事を確認し、今後の手続きをお任せいただいております。
競売しかないのではないか、諦められている方は、当社までご連絡をお待ちしております。
当社にご相談をすることから、まずは一歩一歩進んでいきましょう。